◯◯になるのはカンタンなんだ


中学生の頃、
同級生に教えてもらった
赤川次郎の小説から
海外のミステリー小説にハマり、

高校生の頃は、
つきあってた人の影響で
夢枕獏のキマイラにハマり、

二十代になって
恋愛小説を読むようになって
森瑤子さんの世界にどっぷりハマって
そのあと村上春樹にハマって
吉本ばななさんにハマる。


三十代からは
ジャンル問わず
なんでも読むようになり
美容や健康の実用書も
読むようになって、

四十代からは
自己啓発系に手を出すという
よくあるパターン(笑)


三十代までは
ただ「好き」だけで読んでいた本が、
子どもが生まれた頃から
「好き」よりも「知識」で
本を選ぶようになり

そのあたりから
本を読むということが
それまでとは
別のものになっていたことに
ある時、気づいたんです。


もっと知識を増やさなければ!
もっと賢くならなければ!

そうしないと
いい母親と言えない。
賢い人になれない。
すごい人になれない。
安心して暮らせない。
しあわせになれない。

気づいた時には
あんなに好きだった読書が
何かを克服するための手段になっていた。

そりゃあ
買っても読まないわ。
苦行にしかならないんだから。

あれも足りない。
これも足りない。
それも足りない。

だから足さないと。
もっと足さないと。
まだまだ足さないと。
どんどん足さないと。


本を買うたびに
今のままじゃダメだって
自分に言ってるんだから
楽しいわけがない。

中毒かって言われるぐらい
本を読むのが好きだから
昔は積読本なんて
考えられなかったのに、
いつのまにか気づいたら
この先、2度と手に取ることないであろう
ジャケ買いした積読本の山。


この雑誌のタイトル
「素敵な人になるための読書案内」も
これまでだったら
素敵な人になるために買わないと!
読んだら素敵な人になれる!
そう思って即、買ってたんだけれど

やっといま、
素敵かどうかはわたしが決める。
わたしの好きが正解。
と、心底思えるようになった。

なぜなら
わたしには絶対的な価値があるから。


どっしりした縦軸ができてくると
何を選んでも糧にできるから、
タイトルに惑わされずに
受け取りたいことだけを
受け取りたいように
受け取りたいだけ
受け取れるようになる。

それが錬金術なのだと
さきこさんに教えていただいた。















世界は逆さまに見えていた

目の前にある現実の世界の内側と外側が逆さまに見えているんだとしたら、今、目の前にある現実の世界の内側と外側を入れ替えた本当の世界、見てみたくないですか。世界の仕組みとそれを知って自分の理想の世界を創造するためにわたしが学んできたことの忘備録。

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