ひとにはできないことがある
ひとには
できないことがある。
そんなことは
あたりまえのことなんだけど、
わたしはそれをできると思って
大きな思い違いをしていたんです。
どれだけの大富豪でも、
どれほど大きな国の王であろうと、
ぜったいにできないことがある。
「ひとは自分以外のひとを
しあわせにすることはできない。」
たとえそれが、
自分の命と引き換えにしてもいいほど
大切な自分の分身であるわが子であったとしても、
自分以外の誰かをしあわせにすることは
ぜったいできない。願うことはできても。
ひとがしあわせにできるのは、
自分自身だけ。
そのことをはっきり理解してから、
子どもたちをしあわせにしなきゃという
立ち位置から離れてみることにしました。
そうしたら、
「子どもたちをしあわせにするために」を
あれこれ自分の都合のいいように
使っていたことがあるなと気づいたんです。
怖くてできないことを、
怖いと認めたくなくて逃げるための言い訳に。
あー。
もうどうやったって、
どの道から行っても、
ほんとうのところに辿り着く。
巧妙に隠したつもりでも、
こうして帳尻が合うようになっている。
それから
わたしは子どもたちのしあわせと
どう向き合いたいか考えました。
しあわせを見つけることができること。
しあわせを感じることができること。
ひとのしあわせを喜ぶことができること。
もしそれができなくても、
そういう気持ちが自分たちの中にあることを
教えてあげること。
わたしにできるのはこれだけで、
これができたら、うちの子、最強やん。
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