ただのクセ

何だかいまひとつ
華がないような自分の人生を、
もう少しどうにかならないものかと
もがいていたあの頃、
わたしは損と得をどんなふうに
思っていたのかというと

「何が得で、何が損だと思ってる?」
「多いのが得で、少ないのが損」


「損するとどうなって、得するとどうなる?」
「損すると不安で、得すると安心する」


「損すると何がいやで、得すると何がいい?」
「損するのがポンコツで、得するのがイケてる」


こんなふうに
自分で「損」と「得」に
いい・悪いのラベルを貼っておきながら
それに振り回されていることに気づいた。
自作自演です。



宇宙に存在する
すべてのものがそうであるように、
相反する極と極のものは
遠く離れたところにあるのではなくて
混在している。

矛盾しているように感じるけれど
これがこの世の森羅万象。


コインの表と裏をイメージしてみて。
表と裏で1つのコイン。
表と裏にいい・悪いなんてない。
表と裏。
男と女。
光と影。
陰と陽。
どれも相反する2極のものだけど、
いい・悪いなんてない。

その場の思いつきで
自分が自分の都合のいいように
いい・悪いを当てはめてるだけ。



うん、たしかにそう。
そうなんだろうけど。
そうは言っても。
減るのは損だし、増えれば得で、
だから損はダメで、得はいい。っていうのを
わたしは手放せなかった。

とくに物質だと
目に見えて量が測れるから、
多い・少ないの2極に振り切って
いい・悪いに振り分けてしまう。

でも、2つの極を
いい・悪いに振り分けるのが
苦しさの原因であるならば、
それをやめればいいだけ。


2極がダメなのではなくて、
いい・悪いのジャッジが必要ないってこと。


それって
ただのクセみたいなものだから、
「あーわたしまたやってるわ」って
気づいたらやめるを繰り返していれば、
そのうちそっちがデフォルトになる。

客観視と自覚さえできれば
もう大丈夫。だよ。


世界は逆さまに見えていた

目の前にある現実の世界の内側と外側が逆さまに見えているんだとしたら、今、目の前にある現実の世界の内側と外側を入れ替えた本当の世界、見てみたくないですか。世界の仕組みとそれを知って自分の理想の世界を創造するためにわたしが学んできたことの忘備録。

0コメント

  • 1000 / 1000