ちゃんと好きを知る


もしも
この世から本がなくなったら、
人生の楽しみのうちの半分は
なくなるんじゃないかと思うほど
わたしは本が好き。

香りの情報が脳内で
記憶や感情を呼び起こすように、
作家名やタイトルを目にすると
一瞬であの頃にタイムスリップする
ノスタルジックな感じも好き。

世界中のどこにでも行けるし
やりたいことも何でもできて
妄想にどっぷり浸れるのも
本の中だからできること。


それなのに、
気づいたらいつのまにか
「読みたい」と「読まなければ」の
区別がつかなくなっていた。

お気に入りの作家の
世界観に触れたくて
読んでいただけだったのに、
何かを得るためや 何かになるために
読むようになっていた。


そんなふうに思うのは
今の自分には足りないものがあると
思っているからで、
そんな状態のまま外側に手を伸ばして
何かを得ようとしても
満足できるものは見つからなくて、
さらに足りないものを見つける
無限ループにハマってしまうだけ。

ということに
気づいたのが2020年。


答えは本の中にはなかった。
足りないものなんて何もなかった。

好きなことをすればいいのに、
好きなことの中にしか答えはないのに、
自分の「好き」を
すり替えていることにも気づかないで、
わたしは好きなことをしていると
思い込んでいた。


好きなことしてるから これでいいんだ。
好きなことしてるから うまくいくはず。って
言い聞かせて、
本当の好きを見失っていた。


嫌いになる前に気づいて
本当によかった。


さぁ 今日は
どれを読もうかな。









世界は逆さまに見えていた

目の前にある現実の世界の内側と外側が逆さまに見えているんだとしたら、今、目の前にある現実の世界の内側と外側を入れ替えた本当の世界、見てみたくないですか。世界の仕組みとそれを知って自分の理想の世界を創造するためにわたしが学んできたことの忘備録。

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